【貴陽(中国)2017年10月17日PR Newswire=共同通信JBN】中国、日本、韓国のTrilateral Local Governments'Forum on Three Rural Issues 2017(2017年農村問題に関する三国地方政府フォーラム)が9月17日、中国・貴陽で開幕した。3カ国の政府当局者、国連食糧農業機関(FAO)代表、農業界の専門家が出席し、農業に関するさまざまな問題について意見を交わした。
中国、韓国、日本は農業が社会の基盤であるという意見で一致しているが、3カ国はすべて食料純輸入国だ。日中韓三国協力事務局(Trilateral Cooperation Secretariat)の李鍾憲事務局長は、この3カ国はすべて食糧供給および食品の安全性に関する問題を抱えていると言及した。また、huanqiu.comとのインタビューで同事務局長は「世界的な農業競争では、中国、日本、韓国はアメリカやオーストラリアに後れを取っている。その一方で、われわれは耕作可能な土地や地方労働力の減少などの共通課題に直面している」と語った。
近年、3カ国の中央政府は協力の促進を探ってきた。中国共産党貴州省委員会副書記のシェン・イチン省長代行は、このフォーラムはコミュニケーションの基盤を築いただけでなく、徹底的な協力を促進したと指摘した。
中国人民大学のSchool of Agricultural Economics and Rural Development(SARD)のタン・ゾン学部長はhuanqiu.comとのインタビューで、中国、日本、韓国における農業状況はかなり異なるため、お互いから学べるのは特定分野にすぎないと語り、例えば中国の貴州省、日本の佐賀県、韓国の忠清南道は山地農業における経験を共有できるかもしれないとした。
ソース:Huanqiu.com