【上海2017年9月5日PR Newswire=共同通信JBN】
*プラットフォームとエコシステム戦略がデジタル変革を加速
ファーウェイ(Huawei、華為技術)とフォーチュン・グローバル500社のパートナーならびに顧客は、上海で5日に開幕したHUAWEI CONNECT 2017でデジタル変革を推進する共同開発のICTソリューションを披露した。ファーウェイは同時に、エンタープライズレベルのインターネット・オブ・シングス(IoT)開発を促進する「プラットフォーム + コネクション + エコシステム」(Platform + Connection + Ecosystem)戦略を発表した。
エンタープライズは競争上の優位性のためにデジタル変革に向けて一層注力しており、広範な産業にわたるフォーチュン・グローバル500社の多くは同変革への転換点にある。課題はコネクションとエンゲージメントを増大させる新たなビジネスモデルを開発することであり、インテリジェンス、データ、デバイスをコネクトしてパートナーとのエンゲージメントを増やし、イノベーションを前に進めるアプリケーションの開発を可能にするデジタル変革プラットフォームが必要とされている。
ファーウェイ・エンタープライズ・ビジネス・グループのマーケティング&ソリューション販売部門のプレジデントであるダイアナ・ユアン氏は「ファーウェイは顧客ならびにパートナーと協業して革新的かつ特徴的な優れたソリューションを開発し、さらにオープンでセキュア、アジャイルなプラットフォームを構築してエンタープライズのデジタル変革を達成する。ファーウェイはイノベーション指向の会社として独自のデジタル化戦略遂行ペースも速めており、変革のベストプラクティスを産業と共有する。ファーウェイ・エンタープライズ・ビジネス・グループの能力は着実に向上しており、顧客が競争優位性を獲得することを支援し、デジタル変革を通して事業の成功を実現する。これまで、フォーチュン・グローバル500社のリスト中の197社、そして同リストのトップ100社中の45社がデジタル変革のパートナーとしてファーウェイを選択している。これは当社の戦略とソリューションが強力であることを証明するものである」と述べた。
将来的には、デジタル化企業の構築はデータ生成、伝送、処理が中心になる。ファーウェイの包括的な製品ポートフォリオとソリューションは、多様な産業のエンタープライズでこれを開発することを可能とし、それには企業に力を与えるネットワーキング、コンピューティング、ストレージ、データセンター・インフラストラクチャー、ビッグデータ、ハイブリッド・クラウド、IoTプラットフォームが含まれる。
今年、ファーウェイは新世代オールフラッシュストレージ・システムのOceanStor Dorado V3とFusionServerシリーズの最新世代、FusionServer V5といった業界をリードする一連の製品をリリースした。
IDCのリポートによると、2016年の中国での市場シェアにおいてファーウェイのデータセンタースイッチは第1位になった。ガートナーの最近の報告では、2017年第1四半期にファーウェイは中国のサーバー市場で売上高、出荷数、配送力の全てについて第1位にランクされた。さらにガートナーは、データセンター、キャンパスネットワーク、IoTプラットフォームを含むファーウェイのホリゾンタルソリューションは多様なネットワークコネクションとオールシナリオ・カバレッジを備え、安定性とセキュリティーを提供すると強調した。
HUAWEI CONNECT 2017でファーウェイは以下を発表し、同社の広範なポートフォリオを強化する。それはハイブリッド・クラウドソリューションのFusionBridge、パブリッククラウド・ソリューションのFusionCloud Stack、新世代スマートクラウド・ハードウエアプラットフォームのAtlas、新ネットワーク・アーキテクチャーのIntelligent Connection、そして新世代SD-WANソリューションである。
ファーウェイはこの上海のイベントで、コネクションを加速するエンタープライズレベルのIoTソリューションについて完全な全体像を提供する。このソリューションに含まれるのは、エンタープライズ向けワンストップIoTサービスプラットフォームのHuawei OceanConnect IoTプラットフォーム、エンタープライズのブロードバンドとナローバンドを統合してライセンスとアンライセンス両方の方式を利用する包括的なアクセスソリューション、クラウドデバイス・インテグレーションのEdge-Computing-IoT(EC-IoT)、チップセットとプラットフォームに適用できる総合的セーフティー機能である。
ファーウェイは同社の「プラットフォーム + コネクション + エコシステム」を利用してビジネスアプリケーションを迅速に開発、展開して顧客を支援する。これは柔軟な展開、フルシリーズ、フルシナリオそしてモジュールコネクションに対応するオープンで互恵的なエコシステムを実現するプラットフォームである。ファーウェイのエンタープライズレベルIoTソリューションはスマートシティー、エレベーター用IoT、スマートビルディング、シェアリングエコノミーといった数多くの分野で採用されている。
ファーウェイは同社のグローバルパートナーと協業するデジタル変革の進行役であり、デジタル変革を受け入れてビジネスの成功を推進する全世界の企業を支援するベストプラクティスと革新的ICTソリューションを提供する。最近の成功事例は以下の通り。
ファーウェイはドバイ国際空港と提携し、設計・建築の両方でUptime Instituteからティア3認定を受けたプリファブ・モジュールのデータセンターを建設する。このデータセンターはフライト情報、空港オペレーション、旅客輸送、荷物サービス、ビデオ監視などを含む空港のほとんどの側面を網羅するサービスを支える。ファーウェイはアジャイルで迅速に展開でき、信頼性があってエネルギー効率に優れ、メンテナンスが容易なICTソリューションを提供して、ドバイ国際空港の高度に効率化されたビジネス展開の遂行を支援する。
ドバイ国際空港のプログラム管理、技術&インフラストラクチャー責任者のロブ・ニューマン氏は「ドバイ国際空港において優れたICTを利用するのはビジネスの成長を促進し、イノベーションを加速し、顧客体験を強化するうえで重要だ。空港システムの信頼性を向上させて運用コストを削減するために、われわれはさらに努力する」と述べた。
IoT、クラウドコンピューティング、ビッグデータの採用で実現したスマートビルディング・システムと情報システム間の相互運用性により、ビルディングはますますインテリジェントになっている。ファーウェイとハネウェル(Honeywell)は教育機関、エンタープライズ、商用ビル、支店オンラインショップ、産業施設などに向けてスマートキャンパス・ソリューションの開発で協力している。
Honeywell Home & Building Technologies Greater China、Honeywell Building Solutionsのマーケティングディレクター、スティーブン・フー氏は「ファーウェイとハネウェルは2017年3月、当社が全世界でスマートビルディングのソリューションを共同発売すると発表した。それ以来われわれはスマートシティー計画で協業している。これは都市のオペレーターが、環境に優しく安全かつ効率的な都市インフラストラクチャーを構築し、都市管理コストを削減し、人びとによりよい居住環境を提供できるよう支援するためである」と述べた。
世界中で、ますます多くの産業をリードするエンタープライズが、デジタル変革のパートナーとしてファーウェイを選んでいる。例えばファーウェイの革新的な製品は1000以上の製造業エンタープライズで生産効率を向上させた。オープンアーキテクチャーを基盤とする金融産業向けのファーウェイのソリューションは300以上の金融機関でビジネスのイノベーションを速めた。ファーウェイのスマートグリッド・ソリューションは170の電力会社において、その送電と配電事業を最適化した。加えて、ファーウェイのIoTソリューションは100以上の物流企業で運用コストを節約した。
ファーウェイは変化の速いデジタルの世界で顧客のニーズを理解し、顧客のデジタル変革促進を支援するためにパートナーと互恵的エコシステムを構築することにコミットしている。
世界のICT産業に向けたファーウェイの主力イベントであるHUAWEI CONNECTは「Grow with the Cloud」(クラウドと共に発展しよう)をテーマに2017年9月5日から7日、Shanghai New International Expo Centre(SNIEC、上海新国際博覧中心)で開催されている。ファーウェイはこのオープン・コラボレーションの世界的プラットフォームで顧客ならびにパートナーと共に、デジタル変革を通してのデジタル変革による新しい成長の機会を探究する。
さらに詳しい情報はhttp://www.huawei.com/en/events/huaweiconnect2017/ を参照のこと。
ソース:Huawei