【上海2016年9月23日PRNewswire=共同通信JBN】国際銀聯(UnionPay International)は9月21日、オーストラリア市場で6月に利用開始となったモバイルQuickPassを同国の約27万のPOSターミナルがサポートしていると発表した。UnionPay(銀聯)受け入れ店舗の半分がQuickPass利用可能なUnionPay(銀聯)チップカードやスマートホンをサポートすることを意味する。オーストラリアは中国本土以外でモバイルQuickPass利用可能なターミナルが最も多い市場となった。
2015年にオーストラリアを訪れた中国人旅行者は前年比21%増の100万人超。主として観光と休暇目的の訪問である。オーストラリアは今年6月末、電子パスポートを保持する香港、マカオ住民を含む中国国民にSmartGate(スマートゲート)適用を開始した。旅行者の入国をより速く簡単にしたので、オーストラリアにもっと多くの中国人旅行者を呼べるかもしれない。Tourism Research Australia(オーストラリア環境調査局)の最新の推定によると、国外からの旅行者供給源として来年、中国がニュージーランドを上回って最大になる。
オーストラリアでは現金自動預払機(ATM)の90%、POSターミナルの65%でUnionPay(銀聯)カードの利用が可能で、百貨店、ホテル、レストランや観光客用施設をカバーしており、極めて便利になった。オーストラリアの4大銀行がすべてUnionPay(銀聯)を扱うようになっており、地元業者のUnionPay(銀聯)受け入れ率は今年中に80%に達するだろう。モバイルQuickPassはオーストラリアでのUnionPay(銀聯)サービスの目玉商品だ。便利で安全だから、採用見通しが急速に拡大してきた。評価する業者やカード利用者がどんどん増え、業者にとってサービス対応力の拡大と顧客誘致の重要な手段になってきた。
オーストラリアでモバイルQuickPassを利用可能な業者にはMyer、Captain Cook Cruise、Harvey Norman、無印良品、ユニクロ、シドニーのGolden Century Seafood Restaurantが含まれる。UnionPay(銀聯)デビットカードでモバイルQuickPass決済を利用する場合に署名は必要なく、UnionPay(銀聯)クレジットカードで100オーストラリアドル未満のモバイルQuickPass決済の場合は暗証番号も署名も必要ない。
地元業者で300オーストラリアドル以上払った場合、旅行者は出国の際、15の税関事務所でUnionPay(銀聯)クレジットカードを利用して税金還付を請求できる。税金還付にTRS携帯電話アプリを利用し、UnionPay(銀聯)クレジットカードを選べば、オンラインで申請書に記入し、至急扱いとなる。税金は直接、人民元の口座に還付され、非常に便利で安全である。
詳細はウェブサイトへ:www.unionpayintl.com