【ニース(フランス)2016年5月16日PR Newswire】
*ファーウェイはTM Forum Live! 2016で「Building Up Digital Operations and Ecosystem(デジタル事業とエコシステムの確立)」朝食ブリーフィングを開催し、オープンなイノベーションとコラボレーションを推進
ファーウェイ(Huawei、華為技術)はTM Forum Live! 2016で、TM Forumとともに「Building Up Digital Operations and Ecosystem」朝食ブリーフィングを開催した。このブリーフィングには、コンサルタント企業、通信企業、ベンダーから業界をリードする40人の専門家、アナリスト、代表が集まり、相互に意見交換するオープンな討論会でデジタル業務の変革、オープンエコシステムの育成をはじめ、デジタル時代における通信キャリアの競争力維持の方策について貴重な知見と成功事例を共有した。
業界リーダーはブリーフィングの場で、ROADSユーザー体験がデジタル変革の重要な目標であるとともに、デジタル事業およびデジタル企業エコシステムがこの変革を実現するために必須であるというファーウェイの提案に同意した。リーダーは、新しいビジネスモデルを生み出し、アジャイル・イテレーションおよび製品開発を通じて迅速なサービス・プロビジョニングとサービス検証実験を実現することがデジタル事業の目標であることにも同意した。同時に、デジタル企業エコシステムは企業パートナーを結集し互いの強みを補完するとともに、デジタル事業を活用してワンストップ業界ソリューションおよびサービスを提供するために不可欠であり、これによって互いに利益がある結果を生み出すことになる。
ブリーフィングの場で、大手オペレーターはデジタル変革のビジョン、ロードマップ、課題、体験を共有した。オレンジ(旧称フランス・テレコム)のパスカル・ビジニエ最高情報責任者(CIO)兼取締役は、オレンジの「Digital Enterprise(デジタル・エンタープライズ)」戦略と主要な方法を説明した。Telefonicaのクリスチナ・アルバレスCIOは、同社の「Digital Telecom(デジタル通信企業)」戦略の進展と体験を共有した。AT&Tのチーフアーキテクトであるジェニー・ファン氏は、Domain 2.0および次世代デジタル事業プラットフォームECOMP(Enhanced Control, Orchestration, Management and Policy)に基づくデジタル変革の実施方法に関する知見を提供した。Vodafoneのシステムアーキテクト、レスター・トマス氏は、Vodafoneのデジタル事業戦略およびアーキテクチャーを紹介した。アクセンチュアの上級コンサルタントであるクリスチャン・ケリー氏は、クラウドサービス展開およびイノベーションについて説明した。
ファーウェイはデジタル・エコシステムの育成を推進するイニシアチブを次々と実行に移してきた。その中には、世界中に能力・オープン研究所の設置、世界的なICTベストプラクティスのインキュベーターとしてのOpen ROADS Community創設、マルチベンダー・サービスのオーケストレーションを実現するためにパートナーとともに行ったOpen-Oプロジェクトへの共同出資などがある。ファーウェイは世界最大のテクノロジーメディア企業Light Readingとも協力し、オンラインコミュニティー「Telco Transformation」を設置したが、これはキャリア事業の変革およびデジタル化を実現するファーウェイのソートリーダ―シップおよびコミットメントを明確にしている。
さらに、ファーウェイはTM Forum、The Open Group、OPNFV、Linux Foundationなど多数の業界団体と緊密な協力を進め、オープンなコラボレーションおよび企業アライアンスの創設を推進している。同社は今後3年間で、システムインテグレーションおよびサービスの能力強化に3億5000万米ドル以上を投資し、コンサルタントの人数を600人までに増やすとともに、インテグレーション・サービスチームを4000人以上に拡大する。
ファーウェイのデジタル変革担当チーフアーキテクトであるトン・スン博士は「ファーウェイはデジタル事業および業界エコシステムの重要性を認識し、この課題に対処するために巨額の資金を投資し、研究開発の継続的な取り組みを推進してきた。通信企業のデジタル変革の究極の目標は、アジャイル能力を整備し、優れたROADSユーザー体験をどこでも、いつでも提供することにある」と語った。
ファーウェイのキャリア事業グループのチーフ・ブランディング・オフィサーであるショーン・リュウ氏は「業界はデジタル事業変革のための枠組みに積極的に取り組んできたが、われわれは枠組みだけで十分であるとは考えていない。ファーウェイがプラットフォーム・ソリューションであるHuawei Telco OSを提案した業界初の企業であることを誇りにしている。このOSは長期戦略的サポートをキャリアに提供し、デジタルROADSユーザー体験と完全デジタル化の通信業務の現実を加速することができる」と語った。
TM Forumのニック・ウィレッツCEOは「デジタル変革はICT業界の目立ったトレンドであるだけでなく、デジタルワールドで力強い成長を求めるすべての業界のためでもある。キャリアの業務用かつ顧客対面システムのデジタル化は事業効率とトップレベルの収益成長を確保するために必須である。これと同時に重要なことは、相互接続されたデジタル・エコシステムの設立であり、これなしではデジタル変革の成功は実現できない。キャリア、テクノロジープロバイダー、業界組織は一緒になって緊密に協力し、このエコシステムを構築しなければならない」と語った。
成功を収めた朝食ブリーフィングは、デジタル事業の重要性が業界リーダーによって幅広く認識され、デジタル企業エコシステムの構築が急務であることをあらためて示した。将来に目を向けると、急成長するデジタル企業エコシステムはさまざまな産業を変革し、世界中の人々の生活を豊かにするために、ますます重要な役割を果たしていくことになる。
▽ファーウェイ(Huawei、華為技術)について
ファーウェイは世界をリードする情報通信技術(ICT)ソリューション・プロバイダーである。当社の目的は、責任ある企業市民、情報社会の革新的なイネーブラー、業界に協力的な貢献者の役割を果たし、より優れたコネクテッドワールドを構築することで、生活を豊かにして効率を上げることである。消費者重視の革新とオープン・パートナーシップを基本に、ファーウェイはエンドツーエンドのICTソリューション・ポートフォリオを確立した。これは顧客に通信および企業のネットワーク、デバイス、クラウド・コンピューティングで競争上の優位性を与える。ファーウェイの世界の従業員17万人は通信事業者、企業、消費者の最大価値を生み出すよう努めている。当社の革新的なICTソリューション、製品、サービスは170を超える国・地域で使用され、世界人口の3分の1以上にサービスを提供している。1987年に創設されたファーウェイは従業員が全株式を保有する非上場企業である。
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ソース:Huawei