【上海(中国)2016年3月16日PR Newswire=共同通信JBN】中国の上海交通大学(Shanghai Jiao Tong University)・安泰経済管理学院(Antai College of Economics & Management(ACEM))とスペインのIEビジネススクールは3月12日、デュアルディグリー・プログラムの創設を発表、ビジネススクール間の戦略提携で重要な一歩を刻んだ。式典ではACEM学長リン・ジョウ教授およびIEビジネススクール学長サンティアゴ・イニゲス教授が学生、卒業生およびメディアから選ばれた聴衆を前に講演した。
ACEMはIEビジネススクールが中国本土でデュアルディグリー・プログラムを始めた最初で唯一の提携校で、このプログラムは経営学修士(MBA)デュアルディグリー・プログラムおよび国際ビジネス修士-国際経営修士(MIB-MIM)デュアルディグリー・プログラムから構成される。これらのプログラムによって学生は最高レベルの両校から学位を得られるだけでなく、中国および欧州の観点から国際ビジネスを理解する力を向上させることができる。
これらのプログラムは学部の教授陣や卒業生のネットワーク、ビジネス界とのつながりを共有することで2つの優れたビジネススクールが協力して最高のプログラムを提供すること、および世界的なビジョンを持つ学生を育てることを容易にする。安泰のMBAプログラムとMaster in Managementはそれぞれ、英ファイナンシャル・タイムズ紙のランキングで39位と36位にランクされており、国内のビジネススクールの中では両方ともトップにランクしている。
ACEMのリン・ジョウ教授は「ACEMとIEは長年にわたり緊密に協力してきた。両校とも教育の中で革新と起業家精神を強調、促進している。デュアルディグリー・プログラムの開始および未来のビジネスリーダーの育成を自分の目で見ることができて喜んでいる」と述べた。
IEのサンティアゴ・イニゲス教授は「IEは中国における提携校との関係を重視しており、今回のプログラムは何年にもわたる努力の結果である。IEビジネススクールが本拠とするスペインはヨーロッパと中南米を結ぶ要に位置し、ACEMは中国経済の中心に位置している。われわれとしてはグローバルな視野をもったハイ・インパクトなビジネスリーダーを養成するため、東西両方のビジネスの知識のエッセンスを吸収したいと考えている」と述べた。
ACEMは中国本土で最初に起業教育を始めたビジネススクールで、「理論-競争-実践」の3ステップ教育システムを開発した。同校が2002年に立ち上げた「MBA起業コンテスト」はその後、有数のコンテストに成長した。過去3年間で、ACEMの「MBA起業ファンド」は37プロジェクトを支援、合計1100万元の資金提供を行っている。
安泰の国際ビジネス修士プログラムは中国におけるビジネスを学習することに力点を置いている。このプログラムには30カ国を超える国々から多様な学生が参加しており、その7割を西欧諸国が占める。