アブダビ、アラブ首長国連邦, 2024年12月12日 /PRNewswire/ -- フィンテック・アブダビが待望の第8回目を迎え、中東最大のフィンテックフェスティバルとしての地位をさらに強化しました。アブダビ・ファイナンス・ウィーク(Abu Dhabi Finance Week、ADFW)の一環であるADGMのフラッグシップ・イベント・シリーズには、金融の未来を形作るグローバル・テック・リーダー、テック・イノベーター、銀行機関、開発者、起業家、投資家がダイナミックに集結しました。決済、デジタル資産、デジタル・セキュリティ、クレジットに焦点を当て、アブダビが金融イノベーションのグローバル・ハブであることを再確認しました。
ADGMオーソリティ(ADGM Authority)のCEOであるSalem Mohammed Al Darei氏はこのイベントについて、「フィンテック・アブダビは、金融とテクノロジーの未来を形作るために世界的な先見者たちを一堂に集め、当社のイノベーションへの献身を例証するものです。当社は、先進的な枠組みやダイナミックなビジネス環境と相まって、繁栄するエコシステムを強化し続ける有意義な対話を促進することを目指しています。これを育成することで、金融とテクノロジーのイノベーションが花開くようなコラボレーションを可能にし、金融イノベーションとテクノロジーのリーディング・ハブとしてのアブダビの地位を強化することができました」と述べました。
フィンテック・アブダビは、示唆に富む一連のセッションや注目度の高いフォーラムを通じて、このセクターの主要トレンドを浮き彫りにしました。Paul Kayrouz氏(UAE中央銀行チーフフィンテック責任者)による基調講演では、「成功の種まき:世界のフィンテック・ハブとしてのアラブ首長国連邦」に光が当てられました。一方、Khaled bin Alwaleed bin Talal Al Saud殿下(KBWベンチャーズ(KBW Ventures)創設者兼CEO)との「AIへの投資:次の世界はどうなるのか?」についてのファイヤーサイドチャットでは、変革的な資産クラスとしてのAIの有望性と、金融や健康などの産業への影響について探求しました。多くの聴衆が参加したセッションでは、David Cameron氏(元英国首相)が、10年前に英国にとって有効だった重要な決定と政策について語りました。
一方、「ユニコーン・マシンは動かなくなったのか?」に関するパネルディスカッションでは、ベンチャーキャピタル市場における課題にもかかわらず、フィンテックにおける新たなユニコーンの出現が検討され、エコシステムが成長を維持できるのか、それとも統合が必要なのかが検討されました。このディスカッションには、FJラボ(FJ Labs)、ベンチャーソウク(VentureSouq)、エアワレックス(Airwallex)、ファイナンシャル・テクノロジー・パートナーズ(Financial Technology Partners)の代表者が登壇しました。「デジタル資産エコシステムの構築」パネルには、Sebastien Danloy(ユーロクリア・グループ(Euroclear Group)のCBO)、Nadine Chakar(デポジット・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation)のマネージング・ディレクター兼グローバル・デジタル・アセット責任者)、Domenico Nardelli(アジアインフラ投資銀行(Asian Infrastructure Investment Bank、AIIB)財務担当)、Marianne Demarchi(スウィフト(Swift)のEMEA最高経営責任者)といった著名人が参加しました。
今年のフィンテック・アブダビでは、金融とテクノロジーの進化に焦点を当てた新しいフォーラムも開催されました。初開催となったイスラム金融サミット(Islamic Finance Summit、IFS)では、シャリアに準拠した金融の未来と、持続可能な金融との整合性が探求されました。DLT基礎ラウンドテーブル(DLT Foundations Roundtable)では、分散型台帳技術とデジタル資産の規制枠組みに焦点が当てられました。AIアブダビ(AI Abu Dhabi)、ブロックチェーンAD(Blockchain AD)、リスク4.0フォーラム(Risk 4.0 Forum)など、再び開催されたフォーラムでは、テクノロジーと金融に関する重要な課題と機会が取り上げられました。
ステージでは、Richard Teng(バイナンス(Binance)のCEO)とJeremy Allaire(USDCの発行元であるサークル・インターネット・フィナンシャル(Circle Internet Financial)のCEO)が、USDCと暗号の世界的な普及を加速させる戦略的パートナーシップを発表しました。その他の主な参加者には、Lily Lui(ソラナ財団(Solana Foundation)社長)、Konstantin Richter(ブロックデーモン(Blockdaemon)のCEO)、Jonathan Levin(チェーンアリシス(Chainalysis)の共同設立者兼CSO)、Rebecca Rettig(ポリゴンラボ(Polygon Labs)の最高法務・政策責任者)、Angela Walker(チェーンリンク・ラボ(Chainlink Labs)バンキング・資本市場グローバル責任者)らがいます。
戦略的パートナーシップの舞台となったADFWでは、これまでに30件以上の覚書(MoU)が交わされました。この中には、本日ADGMが署名したいくつかの主要なMoUも含まれています。ひとつはパロアルト・ネットワークス(PaloAlto Networks)とのもので、もうひとつはマーアン(Ma'an)とのものです。
フィンテック・アブダビはまた、フィンテック・セクターの優秀性を表彰するMENAフィンテック・アワード(MENA Fintech Awards)や、地元のスタートアップ企業が投資家候補にイノベーションを披露するADFWスタートアップ・キャンパス(ADFW Startup Campus)とベンチャー・パーク(Venture Park)も開催しました。
本日開催された様々なフォーラムは、急速に進化する金融エコシステムにおいて参加者が成功するためのディスカッションを促進するというフィンテック・アブダビのコミットメントを強調しています。
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