【ロンドン2015年2月24日PRN=共同通信JBN】
*アナリストおよびメディア向けプレMWCブリーフィングで、ファーウエイはオープンなエコシステム育成の新しいイニシアチブとソリューションを公開した
ファーウエイ(Huawei 華為技術)は24日、ロンドンで開いたアナリストおよびメディア向けのプレMWCブリーフィングで、同社のICT産業の将来ビジョン「Open ROADS to a Better Connected World(よりよいコネクテッドワールドへのオープンROADS)」を公表、同時にICT関連の革新的な新製品とイニシアチブのラインアップを発表した。同社の目標はテレコム事業者にとって業界リードする戦略的パートナーとして、オープンで健全な産業エコシステムの育成に向けて、顧客が包括的なICTソリューションの導入を通じて完全にデジタル化された世界でまい進できることを支援することである。
ファーウエイの常務取締役兼製品&ソリューション・プレジデントのリャン・ディン氏は「モバイルインターネットの急速な発展はユーザーの行動に大きな変化をもたらし、新しいパターンのトラフィック消費に5つの基本特性が生まれた。それはリアルタイム(Real-time)、オンデマンド(On-demand)、オールオンライン(All-online)、DIY、ソーシャル(Social)である。略すればROADSだ。この新しいトレンドは産業の転換を推進しており、ICTに関しては他産業の進歩と最新化のエンジンとなって、転換プロセスを開拓しなければならない。特に、これによって、ICTセクターは従来の自己中心的な『ネットワーク・オペレーション経験』マインドから離れ、モバイルインターネットによって生み出された課題に効果的に対応するために、ユーザーの経験を優先する『経験オペレーション・ネットワーク』への新しい戦略的アプローチへの転換を図ることになる」と語った。
ブリーフィングでファーウエイはいくつかの新製品やICT変革を可能にする開かれたデジタル・エコシステムの取り組みを強化するイニシアチブ、デジタル時代におけるウルトラ・モバイル・ブロードバンドの進化を紹介した。主な発表は以下のとおり。
*SoftCOM Openness & Cooperation Campaign:ファーウエイはテレコム産業をSoftCOM戦略で転換することに取り組んでいる。同戦略はネットワーク機能仮想化(NFV)、ソフトウエア定義ネットワーキング(SDN)、クラウドコンピューティング技術を活用してICTコンバージェンスに向けたネットワークを育成する。同社のオープンなNFV/SDNラボはハブとして機能し、世界中のICTによるイノベーションの取り組みをつなぎ合わせることによって、ファーウエイはオープンなエコシステムの支持者であり、標準化機関やオープンソース・コミュニティー、ICT業界の企業と提携し、最適なユーザー体験の提供を成功させるためにオープン・エコシステムを構築する。ブリーフィングではSoftCOM実装の進展状況を説明し、ICT業界を一緒に進展させるために顧客とパートナーと協力する将来計画の概略を説明した。
*Business Enabling System(BES):ファーウエイのBusiness Enabling System(BES)はキャリヤがデジタル化を加速することを支援することによって、パートナーとオープンなコラボレーションを促進してエンドユーザーにROADSの5要素すべてが盛り込まれた高品質のサービスを提供する確固たるエコシステムを生み出す。またキャリヤがよりアジャイルで効率的な方法でデジタルオペレーションを実現し、ビジネスを管理することを支援する。
*4.5G:ファーウエイが導入した新しいコンセプトのLTEブランドであり、4.5GはLTEを超えたイノベーションを推進する事を目指し、新しい豊富なサービスとよりコネクテッドなデバイスを通じて高度化されたユーザー体験を提供、最終的にはキャリヤが事業成功を打ちたて、業界が5Gに向けたスムーズな進化を加速することを支援する。ブリーフィングでファーウエイは4.5G技術を公開、その技術は携帯電話の能力をGpbsレベルに押し上げ、LTEに比べて携帯電話1台たり100倍の接続が可能で、エンドツーエンドのレイテンシーを80%に削減する。
*High-Throughput Router:FMC2.0(FBB + MBB + Content)の時代、スムーズで優秀なユーザー体験を提供するビデオ・ストリーミングはキャリヤのサービスポートフォリオの中で重要な要素の1つになった。ブリーフィングでファーウエイは、ディレイやパケットロスで生じる帯域幅縮小を最小限に抑えることができきる新しいHigh-Throughput Routerを紹介、モバイル・ブロードバンドを通じた2Kビデオ・ストリーミングにおけるゼロ待ち時間、画像欠陥なし、固定帯域幅による4K超高精細ビデオ、デジタルコンテンツ配信での最高の体験を実現する。
*FusionCloud Omni Solution:ファーウエイのFusionCloud Omni Solutionは世界中のキャリヤのビジネス要求に対応して公共クラウド向けにテーラーメードされたもので、異種間プライベートクラウドとパブリッククラウドとの間のインターオペレーションを可能にするとともに、ハイブリッド・クラウド・セルフサービスシステムとして機能する。このハイブリッドクラウド・プラットフォームは柔軟な展開と事業とサービスのスムーズな移転を可能にする。
ビデオ・ストリーミング、インターネット・オブ・シングス(IoT)、エンドユーザーが利用できるさまざまなデジタルコンテンツがもたらす課題によって、キャリヤはROADSユーザー体験を提供するためには、ウルトラ・モバイル・ブロードバンドをサポートする未来志向のインフラストラクチャーを構築する必要があるだけでなく、インターネットをベースとしたアーキテクチャーによって推進されるICT変革を実現する必要がある。キャリヤはまた、バリューチェーンのすべての参加者が協力、貢献する健全でオープンな業界エコシステムの構築に向けて努力する必要がある。業界の全体的な発展を目指す活発なプレーヤーを任じているファーウエイは、引き続き世界をリードするオペレーター、業界団体、その他第3者のパートナーと手を組んで、先端的な情報通信技術の開発、標準化、商業化に取り組んでいく。
モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2015は3月2日から5日までバルセロナで開催される。ファーウエイは最新の製品とソリューションをFira Gran Via Hall 1 Hall 3で展示する。より詳しい情報はウェブサイトhttp://www.huawei.com/minisite/mwc2015/preview/en/index.html を参照。
▽ファーウエイ(Huawei)について
ファーウエイは世界的な情報通信技術(ICT)ソリューションのプロバイダーである。世界中に17万人の従業員を擁し、テレコム事業者、企業、消費者に最大の価値をもたらす責任を果たしている。当社の革新的なICTソリューション、製品、サービスは170以上の国・地域で世界人口全体の3分の1にサービスしている。設立は1987年。株式非公開の会社で全株式は従業員が保有している。
より詳しい情報はウェブサイトwww.huawei.com を参照するか、以下でフォローを。
http://www.linkedin.com/company/huawei
http://www.twitter.com/Huawei
http://www.facebook.com/Huawei
http://www.google.com/+Huawei
http://www.youtube.com/Huawei
ソース: Huawei