新しいJBOFアーキテクチャにより、ストレージISVとクラウド・サービス・プロバイダーは、AI時代に向けた高性能、高効率、かつインテリジェントなデータ・プラットフォームを構築できるようになります
サンノゼ(カリフォルニア州), 2024年10月16日 /PRNewswire/ -- AI、クラウド、ストレージ、および5G/エッジ向けの総合ITソリューション・プロバイダーであるスーパーマイクロ(Supermicro、Inc.、NASDAQ: SMCI)が、高性能AIトレーニング、推論、HPCワークロード向けに最適化された新しいストレージ・システムを発表します。このJBOF(Just a Bunch of Flash)システムは、2Uフォーム・ファクターで最大4つのNVIDIA BlueField-3データ処理ユニット(DPU)を使用し、ソフトウェア定義のストレージ・ワークロードを実行します。各BlueField-3 DPUは、暗号化、圧縮、消失符号化、AIストレージ拡張などの高度な計算ストレージおよびネットワーク・ワークロードに対する400GbイーサネットまたはInfiniBandネットワークとハードウェア・アクセラレーションを備えています。最先端のデュアル・ポートJBOFアーキテクチャにより、アクティブ-アクティブ・クラスタリングが可能になり、スケールアップ・ミッション・クリティカル・ストレージ・アプリケーションだけでなく、オブジェクト・ストレージや並列ファイル・システムなどのスケールアウト・ストレージでも高可用性を確保できます。
「スーパーマイクロの新しい高性能JBOFストレージ・システムは、当社のBuilding Blockアプローチを使用して設計されており、E3.SまたはU.2フォーム・ファクターSSDのサポートに加え、SSDおよびDPUネットワーキングおよびストレージ・プラットフォーム用に最新のPCIe Gen 5接続を可能にします」とスーパーマイクロの社長兼CEO、Charles Liang氏は述べています。「スーパーマイクロのシステム設計は24台または36台のSSDをサポートし、30.71 TBのSSDを使用して最大1.105 PBの容量を実現します。当社のバランスのとれたネットワークとストレージI/O設計により、400 Gb/sのBlueField-3ライン速度を最大限まで高め、Gen 5 SSDの250 GB/sを超える帯域幅を実現します。」
スーパーマイクロのAI向けストレージ・ソリューションの詳細については、https://www.supermicro.com/en/products/storageをご覧ください。
NVIDIA BlueField-3ソリューションを搭載したSupermicro JBOFは、従来のストレージCPUとメモリ・サブシステムをBlueField-3 DPUに置き換え、DPUの16個のArmコア上でストレージ・アプリケーションを実行します。BlueField-3は、消失符号化および圧縮解除アルゴリズムなどのストレージ高速化に加えて、RoCE(RDMA over Converged Ethernet)、GPU Direct Storage、GPU Initiated Storageのハードウェア・サポートを通じてネットワークも高速化します。
「アクセラレーテッド・コンピューティングとAIはあらゆる業界を変革し、社会に利益をもたらしています」と語るのは、NVIDIAのネットワーク担当上級副社長、Kevin Deierling氏。「NVIDIA BlueField-3 DPUは、Supermicro Petascale JBOFなどの革新的なソリューションを可能にします。このソリューションは、高パフォーマンス、高効率を実現する新しいクラスのAIデータ・プラットフォームの基盤です。」
スーパーマイクロは、NVIDIAと連携して、データ・プラットフォーム企業のHammerspace(ハンマースペース)やオブジェクト・ストレージ・プロバイダーのCloudian(クラウディアン)を含む新しいJBOFエコシステムを構築し、これらのストレージ・インフラストラクチャ・ソフトウェア・プラットフォームがSupermicro JBOFのNVIDIA BlueField-3 DPU上でネイティブに実行できるようにします。さらに、スーパーマイクロは、さまざまな容量とシングルポートおよびデュアルポート機能を提供するために、Micron(マイクロン)およびKIOXIA(キオクシア)のSSDをJBOFシステムで認定しました。
IDCのワールドワイド・インフラストラクチャ・リサーチ担当グループ副社長兼ゼネラル・マネージャーであるAshish Nadkarni氏は、次のように述べています。「NVIDIAのBlueField-3 DPUを使用したSupermicro JBOFは、大規模なAIトレーニングと分析ストレージ・ワークロード向けに、高度に統合されたストレージ手法を提供します。」「この実装では、CPUベースのストレージ・サーバよりも電力効率の高いソリューションが提供され、JBOFおよびDPUアーキテクチャが提供する直接データ・パスにより、読み取り遅延が抑えられます。スーパーマイクロとNVIDIAは、パートナーのエコシステムを作り上げています。そのため、すべての大規模AI、CSP、HPCの顧客がこれを検討しなくてはなりません。」
新しいJBOF製品の詳細については、https://www.supermicro.com/en/products/jbofをご覧ください。
10月16日水曜日にカリフォルニア州サンノゼで開催されるOCP Globalカンファレンスで、スーパーマイクロはNVIDIAと協力し、NVIDIA BlueField-3を使用した新しいJBOFソリューションの詳細を発表する予定です。詳細については、スーパーマイクロが出展するブースB21をご覧いただき、「High Performance Data Center Storage using DPUs(DPUを使用した高性能データセンター・ストレージ)」セッションにご参加ください。
スーパーマイクロコンピューターについて
スーパーマイクロ(Supermicro、NASDAQ:SMCI)は、アプリケーション最適化の総合ITソリューション分野のグローバル・リーダーです。カリフォルニア州サンノゼにて設立運営しているスーパーマイクロは、企業、クラウド、AI、5G通信/エッジITインフラストラクチャ向けに、業界初のイノベーションを提供することに尽力しています。同社は、サーバー、AI、ストレージ、IoT、スイッチ・システム、ソフトウェア、サポート・サービスを含む、トータルITソリューションのメーカーです。スーパーマイクロのマザーボード、電源、シャーシ設計の専門知識により、同社が開発と生産をさらに強化し、グローバルな顧客のためのクラウドからエッジまでの次世代イノベーションを実施しています。製品は、インハウス(米国、アジア、オランダ)で設計・製造されており、グローバル・オペレーションを利用して、スケールと効率性を高め、最適化によってTCOの改善と環境への影響を低減(グリーン・コンピューティング)します。受賞歴のあるServer Building Block Solutions®ポートフォリオでは、顧客が正確な作業負荷量と用途に合わせて、フォーム・ファクター、プロセッサ、メモリ、GPU、ストレージ、ネットワーク、電源、冷却ソリューション(空調、フリー・エア・クーリング、液冷)の包括的なセットをサポートしている柔軟かつ再利用可能な、そしてビルディング・ブロックで構築されたシステムを、幅広いラインナップから選択して最適することができます。
Supermicro、Server Building Block Solutions、およびWe Keep IT Greenは、スーパーマイクロコンピューターの商標および/または登録商標です。
その他のブランド、名称、商標は、各所有者に帰属します。
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