【ソウル(韓国)2024年4月11日PR Newswire=共同通信JBN】PCR分子診断のトータルソリューションを提供する韓国の大手企業Seegene Inc.は本日、英国保健安全保障庁(UKHSA)の最高責任者であるDame Jenny Harries教授が3月27日、韓国ソウルにある同社の本社を訪問したと発表しました。
3月27日、ソウルのSeegene本社にて、Seegene創業者兼CEOのJong-Yoon Chun博士(左)と英国健康安全保障庁(UKHSA)最高責任者のDame Jenny Harries教授(右端)が、「あらゆる病気のない世界」の実現に向けて議論
同社によると、Harries教授一行は、Seegeneの創業者兼最高経営責任者(CEO)のJong-Yoon Chun博士や経営陣と会談し、同教授から、Seegeneのビジョン「あらゆる病気のない世界」の実現に向けて一丸となって協力していくための強力な表明がありました。
3月27日、ソウルのSeegene本社で行われた会談における英国健康安全保障庁(UKHSA)最高経営責任者のDame Jenny Harries教授(右)とSeegene創業者兼CEOのJong-Yoon Chun(左)
Harries教授は、Seegeneの技術共有イニシアチブ「SG OneSystem(TM)」事業や、人工知能(AI)による自動診断試薬開発システム、バイオテクノロジー(BT)と情報技術(IT)を統合した革新的なデジタルソリューションの進歩に強い関心を示されました。
Harries教授は、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)パンデミックに対するSeegeneの迅速な対応を強調し、わずか3週間で診断試薬の開発を実現し、世界中に配布した同社の機敏さを称賛しました。Chun博士はパンデミック期間中に起こった問題を振り返りながら、「私たちは、検査速度は感染速度より速くなければならないという信念をもっています。当社は、世界各国の政府による緊急承認制度を利用し、パンデミック前に確保していた世界的な流通網を活用することで、迅速な行動を取りました」と説明しました。
Seegeneは、100を超える国々に約3億5000万回の診断検査を提供することで、新型コロナウイルス感染者の迅速かつ効果的な隔離を促してきました。
「世界有数の健康安全保障機関であるUKHSAのSeegene訪問は、非常に貴重なものだったと思っています。当社はSG OneSystem(TM)事業を含め、韓国と英国の協力に貢献する方法を引き続き模索していきます」とChun博士は述べています。
Seegeneの技術共有イニシアチブであるSG OneSystem(TM)事業は、疾病撲滅を目指すグローバル戦略です。これは、同社のシンドローム定量PCR技術とSeegeneデジタル化開発システム(Seegene's Digitalized Development System、SGDDS)を世界の主要企業と共有するものです。このイニシアチブにより、世界中の科学者が、ヒト、動物、植物がかかるさまざまな病気に対し、各地域に合わせた診断試薬の開発に直接貢献できるようになります。
この取り組みを効果的に推進するため、Seegeneはマイクロソフトやシュプリンガーネイチャー(Springer Nature)をはじめとする産学界のリーダーと戦略的協力関係を結び、同社の技術共有イニシアチブの強化をすることで、グローバルな健康ソリューションを推進していくというコミットメントを明確にしています。
▽Seegeneについて
Seegene(シージェン)は、シンドローム定量PCR(qPCR)技術に関して23年間にわたる研究開発、製造、事業経験を行ってきた経験を持っており、この技術は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの際に、世界100カ国以上で3億4000万件を超える新型コロナウイルス感染症検査を提供したことで注目されました。Seegene独自のシンドロームPCR技術の大きな特徴は、同様の症状を引き起こす14の病原体を単一のチューブで同時に検査し、病気の重症度と相関する感染性プロファイルの定量的情報を提供できることです。