アブダビ(アラブ首長国連邦), 2024年3月7日 /PRNewswire/ -- Abu Dhabi Global Market (ADGM)は、2023年をアラブ首長国連邦(UAE)首都の国際金融センターの成功の年と宣言、2年連続で地域の最速成長金融センターとしての実績と世界的に認められた金融ハブとしてのアブダビの台頭を強調しました。
ADGMは、2023年の明るい見通しに加え、2022年に実証された大幅な成長を足場として、2023年の好調なスタートを切りました。このことは2023年の四半期と半期の成長率によってあらゆる側面で明確に示されています。
▽地域最強の金融資本
ADGMの資産管理部門は2023年を好調にスタートし、国際金融センターで事業を開設する国際的な資産運用会社の前例のない流入が続いたため、さらに好調に終わりました。
2023年12月31日時点の運用資産(AUM)は、2022年の数値と比較すると1年間で35%増加しました。年末のデータに記録されているように、ADGM内に多数の投資会社やヘッジファンドが設立されました。ADGMで活動するトータルアセットマネージャーは102人に達し、141件のファンドを管理しています。
ADGMは国境を越えた企業の優先的な進出先として台頭し、この分野の世界的・地域的大手企業がADGMに定着するのを目の当たりにしてきました。事業主体は1825に急増、2022年の数字(同年は1378)と比べて32%増加しました。注目に値する名前としてはBrevan Howard、Ardian、ゴールドマン・サックス、Tikehau Capital(ティケオー・キャピタル)、ブラックストーン、SBIキャピタル、アジアインフラ投資銀行(AIIB)、Apollo(アポロ)、Fifth Wall、Fidera、Vibrant Capitalなどがあります。地元や地域の有名事業主体はADQ、Chimera、G42、Gulf Capital、OneIM、Investcorpなどです。さらに、125社を超える企業が ADGMに登録される予定です。
2023年末の数字には、ADGMからIPAを受けた88金融機関と2取引所も反映されており、そのうちかなりの数が資産管理部門に属しています。ADGMに移転する資産管理会社の数が多いため、ファンド会計やファンド管理サービス事業者などの主要な資産サービスやファンドサービスの事業者は、ADGMが開く機会に期待しています。
この成長は、ADGMの従業員数が1年間で22%増加して1万3394人になったことに裏付けられています。JPモルガンやBNPパリバなど複数の世界的な金融機関や投資銀行もADGM内に拠点を置きました。
ADGMのAhmed Al Jasim Al Zaabi会長は、「アブダビのファルコン経済が始まって1年、そしてAbu Dhabi Global Marketにとって並外れた成長を遂げた1年でした。これらの要素を合わせて考えると、一貫性、持続性と経済目標への整合性があれば何を達成できるかを実感させられます。わずか8年で、当地は世界最大級の金融地区となり、2年連続でこの地域で最速成長する国際金融センターとなりました」と述べました。
さらに、会長は「『capital of capital』としてのアブダビの国際的地位を強化することで、ADGMは首都の金融環境の潜在力と、基盤となるセクター内で戦略的に開かれた機会を真に活用しました。今日私たちが目の当たりにしている成長は、UAE指導部のビジョンの実現です。2024年に向けて私たちは引き続き強い前向きな姿勢を保っています」と付け加えました。
▽ADFW 2023-金融の大物らがアブダビに結集
Abu Dhabi Finance Week(ADFW)2023は世界中からトップクラスを招聘することで、この地域の金融イベントの水準を高めました。このイベントは1万8000人超の出席者を集めることに成功し、46のサブイベントを含む5つのフォーラム、180のセッションがあり、多様な背景を持つ国際、地域、地元の講演者300人が参加しました。出席者の39%が100カ国以上からの国際的な参加者で、このイベントの世界に与えるインパクトは非常に大きいものでした。
JPモルガンのJamie Dimon会長兼最高経営責任者(CEO)やBridgewater AssociatesのRay Dalio創業者兼共同会長兼共同最高投資責任者など、国際金融業界の代表的人物がADFW中、世界金融センターとしてのアブダビの台頭について述べました。
Abu Dhabi Finance Week中には、フィンテックやサステナブルファイナンス(持続可能な社会と地球を目指す金融)にわたる新興金融機関の強力なラインナップに加え、世界銀行とJPモルガンによる大規模な業務改良など、合計23件の市場向け発表が記録されました。
▽「持続可能性の年」とCOP28
「持続可能性の年」である2023年が2024年まで続き、UAEで開催された国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)が閉幕して、ADGMはアブダビとUAEの持続可能性目標とシームレスに連携しながら、持続可能な金融を推進する多様な取り組みを主導しました。
ADGMは2023年上半期、地域初のサステナブルファイナンスに関する包括的な規制枠組みを導入しました。これに続いて、ADGMが議長を務めるUAE Sustainable Finance Working Group(持続可能金融作業部会)(SFWG)はCOP28の直前に、UAEのSFWGの3つの中心的な目標を強調する3回目の公式声明を発表しました。同時期に発表したもう1つの声明は、ADGMがCOP28の「Principal Climate Finance Partner(主要気候金融パートナー)」に指定され、先駆的なGlobal Climate Finance Centre(GCFC)の本拠地となることでした。GCFCは、気候金融の枠組みと技術の開発を加速し、UAE内と世界で気候変動分野でのベストプラクティスを擁護します。COP28の機会には、ADGMで気候変動対策を促進する300億ドルの投資基金ALTÉRRAも設立され、グローバルサウスの資金調達改善に重点を置き、より公正な気候変動金融システムを構築する国際的な取り組みを推進します。
さらに、ADGM主導の取り組みであるアブダビSustainable Finance Declaration(持続可能金融宣言)には昨年、28件の新たな署名があり、コミットした署名者総数は145件となりました。
▽2023年の主要な成果
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