【バルセロナ（スペイン）2024年3月6日PR Newswire＝共同通信JBN】MWC Barcelona 2024で、アルジェリア国営石油会社SONATRACHは、ファーウェイ（Huawei、華為技術）と共同で展開したスマート石油・ガスパイプライン・ファイバーセンシング検査ソリューションの成果を発表しました。このソリューションは、分散型光ファイバーセンシング技術によって実現される自動パイプライン検査を通じてパイプラインの高いセキュリティー、インテリジェンス、高効率を保証します。
アルジェリアの石油産業の主要な貢献者であるSONATRACHは、約43本の石油・ガスパイプラインを運営しており、これに付属する形で1万4000キロメートルの光ケーブルが設置されています。従来の手作業による検査はコストが高く非効率的であり、パイプラインの稼働状況を24時間365日リアルタイムで取得することは困難です。SONATRACH Joint Innovation Centerは、ファーウェイおよびその他のパートナーと協力してO&M（維持管理）コストを削減し、パイプラインの損傷をプロアクティブに警告し、革新的な技術を使用してファイバー断線箇所を迅速に特定したいと考えています。
ファーウェイは、分散型光ファイバーセンシング技術を使用した革新的なパイプライン・ファイバーセンシングソリューションを開発しました。このソリューションでは、Huawei OptiXsense EF3000（光センシングデバイス）が導入され、24時間365日の高精度自動パイプライン検査・警告を実装します。
スマート石油・ガスパイプライン・ファイバーセンシング検査ソリューションは、ファーウェイの光ファイバーセンシング・ソリューションとライブネットワークサービス管理プロセスに基づいています。パイプラインの周囲で外部工事が行われる場合、パイプラインに沿って配備された付属の光ファイバーが振動情報を収集し、その情報をステーションまたはブロックバルブステーション（BVS）機器室に配備された光センシングデバイスに送信することで、正確な位置決めを実現します。
共同イノベーションを実行することによって、ファイバー警告ソリューションがパイプライン検査シナリオで優れたパフォーマンスを発揮することが分かります。以下がその例です。
1．ファイバー切断、手作業による掘削、機械による掘削などのさまざまなイベントを正確に分析できるため、有効な現場視察を手配できます。
2．警報の精度は高く、誤検知率はわずか0.012回／キロメートル／日です。光ファイバーの上方2メートル以内の全てのアラームは正常に提供されます。
3．位置決め機能は強力です。平均測位誤差は10メートル未満で、光ケーブルマップ上のGIS（地理情報システム）位置情報は正確です。
SONATRACH Joint Innovation CenterのマネジャーであるSana Lallali氏は「ファイバーセンシング検査ソリューションは、困難な手作業による検査やリスク特定の遅さなどの問題の解決に役立ちます。私たちは、ファーウェイとの共同イノベーションの成果に満足しています。今後もファーウェイと協力し、石油業界のインテリジェント化を推進していきたいと思います」と語りました。
ソース：HUAWEI
