【バルセロナ(スペイン)2024年3月1日PR Newswire=共同通信JBN】MWC Barcelona 2024会期中、ファーウェイ(Huawei、華為技術)のLiu Kang ICTマーケティング&ソリューション販売担当プレジデントは、「5G Advanced:Completing the Enterprise Opportunity(5Gアドバンスト:企業機会の完成型)」カンファレンスで「Embracing 5.5G to Unleash Industry Dividends(5.5G導入は産業界に配当をもたらす)」と題した基調講演を行いました。Liu Kang氏は、5Gは産業のデジタル化に必須なものになっており、5.5Gへのアップグレードによってネットワーク機能は10倍強化される見込みだとした上で、これにより、産業界のインテリジェント・デジタルトランスフォーメーションが加速され、業界にさらなる配当をもたらしてくれるだろうと指摘しました。
ダウンリンク10Gbps、アップリンク1Gbps、確定的ネットワーク、1000億のIoT接続サポート、ネイティブインテリジェンスといった5.5Gの主要機能に支えられ、通信事業者は企業ユーザーに対し、より優れた接続サービスと幅広い統合ICTサービスを提供できます。そうしたサービスは、企業の中核的な生産プロセスを効果的にサポートし、あらゆるシナリオでのモノの接続と、より信頼性の高いインテリジェント輸送を可能にし、社会、経済両方の発展を加速させます。
より優れた接続サービスを提供して中小企業の接続性を強化
5.5GがサポートするFWAは、20msの低遅延と高信頼性を特徴とするFWA2に向けて進化し続けていきます。通信事業者は、マイクロ波回線や低速銅線回線をより優れた接続サービスに置き換え、FWAサービスを家庭から企業シナリオにまで広げ、中小企業の接続性を高め、ネットワーク価値を最大化します。
産業のデジタル化を加速するため、より幅広い統合ICTサービスを提供
機能が強化された5.5Gは、99.999%の信頼性で300Mbpsの速度と20msの遅延を保証します。さらに、ネットワーキング、コンピューティング、クラウド、IoTなど業界のさらなる需要をサポートすることで、5.5Gは業界向けの「X機能」を生み出し、将来的にはより多くのアプリケーションシナリオのデジタル化と自動化を推進していきます。
企業の中核的な生産プロセスを効果的にサポートし、生産効率を向上
5.5Gは、最大1Gbpsのアップリンクレート、4msの低遅延、99.999%の高信頼性を実現します。こうした能力は、企業の中核的な生産プロセスを効果的にサポートし、生産効率を大幅に向上させられます。炭鉱での生産を例に挙げると、多くの地下炭鉱では100メートルを超える掘削切羽が完全に機械化されています。5.5Gの超大容量アップリンク機能により、100台以上のHDカメラを配置してリアルタイムのビデオアップロードが可能になり、AI技術を採用して完全に機械化された掘削切羽のパノラマビデオをつなぎ合わせることができます。坑内作業の「全部見える、はっきり見える」を実現するのが、この5.5Gスマート鉱山ソリューションです。5.5G技術は、地下採掘にまつわる健康や安全にこのような貢献ができるのです。
あらゆるシナリオでIoT要件に対応し、1000億IoT接続市場の発展を加速
5.5Gの機能強化は、アップリンク帯域幅、遅延、測位、パッシブタギングなどの分野で見られ、あらゆるシナリオでIoT要件を満たすことができます。RedCapやパッシブIoTデバイスのコスト低下により、IoT市場の規模拡大は1000億IoT接続の達成に向け加速しています。
車両と道路の連携を可能にし、運転の安全性と交通管理の効率を向上
2023年末までに、世界のコネクテッド車両は3億5000万台に達しました。5.5G小型基地局は、20msの低遅延と99%の高信頼性を実現し、車両と道路の連携が加速、運転の安全性と交通管理の効率が高まっています。このソリューションは上海で徹底した検証が行われ、交通管理効率の30%向上と平均通勤時間の20%短縮が見込まれています。Liu Kang氏は、5.5Gのメリットを引き出すには、業界との緊密なパートナーシップが必要だと指摘しました。ファーウェイは、業界やエコシステム・パートナーと協力して5.5G技術の広範な適用の可能性を探り、業界アプリケーションのインテリジェントな相互接続の新時代をもたらすことに全力で取り組んでいます。これにより、全ての参加者が5.5G開発の恩恵を受け、成功を分かち合えるようになります。