5G Standalone、5G-Advanced、法人向けIoTやAI、GSMA Open Gateway、BCE規格を通じた新たな収益の実現などの進展が業界にもたらす好機
バルセロナ(スペイン), 2024年2月29日 /PRNewswire/ -- GSMA Intelligence(GSMAi)の新たな数字によると、5G接続は2029年までにモバイル接続の半分以上(51%)を占め、10年後には56%に上昇し、5Gが主要な接続技術になると予想されています。5Gの導入速度はこれまでのモバイル世代の中で最速で、2022年末までに10億接続を突破し、2023年末には16億接続、2030年には55億接続に増加する勢いです。
2024年1月時点で、101カ国で261の事業者が商用5Gサービスを開始しており、64市場で90以上の事業者が導入を決めています。利用可能な261の商用5Gサービスのうち、47は5G Standalone(5Gスタンドアローン、SA)ネットワークで提供されており、さらに89がネットワークスライシング、超高信頼性の低遅延通信サポート、簡素化された5G SAネットワークアーキテクチャを活用した導入を近い将来に計画しています。
利用可能な5G SAネットワークの増加とプライベート&専用ネットワークのサポート向上は、膨大な数の接続デバイスをサポートし、企業向けグローバルIoTビジョンの実現を支えていくことになります。GSMAiのデータによると、企業部門のIoT接続数は現在107億(対する消費者接続数は105億)で、この勢いは続くと予想されており、2030年までに企業接続数は2倍以上の385億に増え、スマートビルディングとスマート製造業がそれぞれ企業接続全体の34%と16%を占めることになります。
5G SAにとどまらず、3GPPリリース18で5G-Advanced(5Gアドバンスト)が利用可能になれば、5GにとってIoT提供におけるもう1つの重要な節目となり、2024年から2025年にかけて新たな5G投資が行われるきっかけとなるでしょう。GSMAiのデータによると、事業者の半数以上が、5G-Advancedソリューションの商用化後1年以内に5G-Advancedの導入開始を見込んでおり、5Gマルチキャストサービスや低コストのIoTサポートなどの優先的使用事例がその原動力となっています。
GSMAiは、今から2030年の間にモバイルデータトラフィックが4倍に増加し、5Gのカバー範囲と容量の拡大が重要な役割を果たすようになると予測、継続的なインフラ投資が重要だとしています。1接続当たりの世界の月間モバイルデータトラフィックは、2023年の12.8GBから2030年には47.9GBに増加すると予測されています。
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