HONOR、Qualcomm、GSMAが共同で人間中心のAIをサポートし、オープンコラボレーションとプライバシー保護へのコミットメントを強調
【バルセロナ(スペイン)2024年2月28日PR Newswire=共同通信JBN】MWC Barcelona 2024では、HONOR Device Co., Ltd.のGeorge Zhao最高経営責任者(CEO)が業界リーダーと共に登壇し、示唆に富むパネルディスカッションに参加しました。「Putting Humans First in AI Development: Key Considerations for Creating AI for Smart Devices(AI開発における人間優先:スマートデバイス向けのAI開発に関する重要な考慮事項)」と題されたこのセッションには、GSMA Ltd.のJohn Hoffman最高経営責任者(CEO)とQualcomm Technologies, Inc. MCXのグループGMであるAlex Katauzian氏も参加しました。彼らは、ユーザーのプライバシーを確保しながら、直感的で人間中心のエクスペリエンスを推進するAIデバイスを作成することの重要性を強調しました。
Zhao氏は「私たちは、AIがオペレーションシステムを再構築し、将来のスマートフォンエクスペリエンスを再構築すると信じています。HONORは、MagicOSとすべてのHONORデバイスにAIを統合することでAI戦略を推進し、あらゆるインタラクションでユーザーが楽しめる人間中心のエクスペリエンスを保証します」と述べ、人間のニーズを中心に設計されたAIデバイスの開発に対するHONORのコミットメントを強調しました。
HONORのオンデバイスAIに関する専門知識は、MWCでのMagicOS 8.0の発表を通じて実証されています。このMagicOS 8.0は、プラットフォームレベルのAIと業界初のインテントベースユーザーインターフェイス(IUI)を完全に統合しています。MagicOS 8.0には、ユーザーが1回のドラッグでアプリ間のサービスをシームレスに切り替えてアクセスできるようにする、インテントベースのショートカット推奨機能であるMagic Portalも搭載されています。これは、世界の100の主要なアプリをサポートしています。
HONORはまた、Qualcommと提携して、新しいHONOR Magic6 ProでのオープンソースLlama 2の使用をデモンストレーションし、オフラインでの使用でもオンデバイスAIのパワーを発揮することを実証しました。
オープンエコシステムの採用
HONORはQualcommやGSMAなどのグローバルパートナーを協力に招き、オープンエコシステムを開拓しています。Zhao 氏は「オープンなコラボレーションを促進することで、私たちは消費者の利益となるオンデバイスAIエクスペリエンスを生み出しています」と述べました。
Katouzian氏は「当社は、人々が私たちのプラットフォーム上で開発やイノベーションを簡単に行えるようにしたいと考えています。業界にとって協力とオープン性は重要であり、このためQualcommとパートナーとの協力が鍵となります。当社はイノベーションとテクノロジーが私たちのパートナーシップを強化すると信じています。私たちがイノベーションを続け、パートナーと協力し続けることができる限り、私たちの可能性は本当に無限に広がります」と語りました。
John Hoffman氏はさらに「AIはあらゆるものに革命を起こそうとしています。HONORやQualcommのような企業がオンデバイスAIテクノロジーを活用してスマートデバイスを革新し、人々の生活を支援することに大いに期待しています。GSMAはHONORと協力し、『6G Terminal Vision(6G端末ビジョン)』ホワイトペーパーを公開し、その中でAI時代の6G端末開発の壮大なビジョンを概説し、将来の業界の進歩への道筋を示しました」と語りました。
あらゆるシナリオにわたる人間中心のAI戦略
Zhao氏によると、AIのブレークスルーの波は歴史上前例がない形で現在進行しており、スマートデバイスに大きな影響をもたらします。HONORの戦略的フォーカスは、MagicOSにAIを導入することであり、業界初のインテントベースUI(IUI)を導入し、新しいカーネル、新しいUI、AIによって強化された相互接続エコシステムを、スマートフォンからPCまでのデバイスに組み込み、ユーザーにクロスデバイス、クロスアプリケーション、クロスエコシステムエクスペリエンスを提供することです。
Zhao氏は「プラットフォームレベルのAIとLLMにより、HONORはAI PCやAIスマートフォンなどのAIデバイスをユーザーの日常生活にシームレスに融合させ、ユーザーの意図を理解し、ニーズを予測できるようになります」と述べました。同氏はまた、消費者がこれらのデバイスを利用すればするほど、エクスペリエンスはよりカスタマイズされ、役立つものになると付け加えました。
Alex氏も、AI処理がクラウドからスマートフォンやPCなどの個人用デバイスに移行し続けていることに言及しました。「モデルの量子化や縮小を改善し、HONORなどのパートナーやOSベンダーなどの他の業界パートナーと連携することで、(クラウドAI)機能とデータを活用し、より多くのデータをデバイスに移動できるようになります。オンデバイスAIの成長の可能性は事実上無限です」と語りました。
セキュリティー:AIの基礎
Zhao氏は「AIはセキュリティーの基盤がなければ存在できません」と言明し、AI開発におけるHONORのPFAST原則であるプライバシー、公平性および正義、説明責任、セキュリティーおよび信頼性、透明性と管理可能性を強調しました。同氏は「私たちは業界に対し、個人のプライバシーとセキュリティーを確保するためにAIガバナンスに関して協力するよう呼び掛けます」と訴えました。HONOR MagicGuardテクノロジーとePrivacySealなどの取得したプライバシー認証は、この取り組みにおける重要なイニシアチブです。
6GとAIで未来を形成
AIの急速な進歩により、6Gはエキサイティングな可能性をもたらしますが、同時に複雑な課題ももたらします。HONORとGSMAは、MWCで「6G Terminal Vision」ホワイトペーパーを発表しました。
貢献パートナーであるChina Unicom、China Mobile、China Telecom、Du、テルストラ(Telstra)、インマルサット(Inmarsat)と協力して策定されたこの未来志向の文書は、6GとAIの変革能力によって形成される人間中心のインテリジェントな世界のビジョンを概説しています。ホワイトペーパーでは、6G端末の9つの潜在的なシナリオ、5つの主要な研究方向、4つの典型的な機能について詳述しています。ホワイトペーパーの詳細については、こちらをご覧ください。
このホワイトペーパーの発表により、HONORとGSMAは6Gの将来を探求する第1歩を踏み出しました。HONORは、業界パートナーがそれぞれの強みを結集し、共同研究に取り組み、6G端末に関する業界のコンセンサスに向けて結集することを呼びかけています。
▽HONORについて
HONORは世界をリードするスマートデバイスのプロバイダーです。同社は世界のアイコニックなテクノロジーブランドになり、その強力な製品・サービスを通じ全ての人に新しいインテリジェントな世界を切り開くことに尽力しています。研究開発(R&D)に揺るぎない重点を置き、世界中の人々が限界を超え、達成してさらなる高みを目指す自由を人々にもたらす技術開発にコミットしています。あらゆる予算に合う一連の高品質なスマートフォン、タブレット、ノートパソコン、ウエアラブルを提供し、革新的でプレミアム、かつ信頼できるHONORの製品ポートフォリオは、人々が自らを進化させることを可能にします。
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