【長沙(中国)2024年1月31日PR Newswire=共同通信JBN】中国の大手建設機械・機器メーカー、ズームライオン(Zoomlion Heavy Industry Science&Technology Co., Ltd.)(「Zoomlion」、1157.HK)はこのほど業績予想を発表し、2023年の上場企業株主帰属純利益が33億8000万~36億2000万元となり、前年比46.57%~56.98%増加すると予測しました。これは、国際市場への進出や新興事業分野での急成長が目覚ましく、社内コストの削減や効率化が進んだことによるものです。
ズームライオンの第4四半期と通期の純利益が予想を上回る伸びとなった背景には、国際事業の継続的な成長があります。同社の第3四半期報告によると、昨年1-9月の国際事業収入は130億3000万元で、前年同期比100.5%増加し、国際事業収入は全体の36.7%を占めました。第3四半期の国際事業収入は46億6000万元で、総収入に占める割合は40%に達し、2023年上半期から5%の増加でした。
同社は138カ国以上で事業展開し、350以上の店舗と3000人の外国人従業員を誇り、これは従業員全体の90%以上を占めています。将来の計画では、国際事業比率を50%以上にすることを目指しています。建設用クレーンや土木機械などの主要輸出品は、一帯一路構想の国々で顕著です。エンドツーエンドの直接取引システムを活用することで、同社は市場カバーと製品浸透の強化を見込んでいます。今後建設が予定されているZoomlion Smart Industrial Cityは、高度な技術とデジタルアプリケーションにより、製造効率と製品品質を向上させることが期待されています。同社の業績見通しは、包括的な変革、デジタルアプリケーション、コスト削減策による業務改善を重視しています。
近年、ズームライオンはグローバルビレッジと現地化のコンセプトを通じて国際的なビジネスモデルの転換を加速させ、主要な製品と市場で顕著な進歩を達成しました。同社は2023年までに、中東とロシア語圏のエンジニアリングクレーン分野で最高の市場シェアを獲得しました。ズームライオンはまた、中国から南米とフィリピンへの最大トン数のクレーン輸出記録を打ち立てました。
1月8日には、オーストラリアと欧州向けに土木機械の一括輸出を開始し、2024年の国際展開に向けて力強いスタートを切ったことも大きな成果でした。続いて1月15~16日に開催されたZoomlion Engineering Crane Companyの年次会合には、150社以上の海外顧客が集まり、10億元を超える受注を獲得しました。さらに1月18日、ズームライオンはモスクワのプロモーションイベントでタワークレーンの年間1億6500万元の仮受注を獲得しました。