【パース（スコットランド）2023年12月6日PR Newswire＝共同通信JBN】11月27日、第20回Global Water Drinks Congress（世界飲料水会議）がスコットランドのグレンイーグルズで開会しました。世界の飲料水業界にとって最もレベルが高く最も影響力のあるフォーラムとされているこの3日間の年次イベントは、業界最大の成果を祝い、最新の流行を探るため、世界をリードするイノベーターを集めました。
Yili Group（伊利集団）は、地域の飲料水市場に関する洞察、ならびに健康食品業界でのYiliの取り組みを発表するために招かれました。Yili Innovation Center EuropeのマネジングディレクターであるGerrit Smit博士は「Meeting the New Demands of Chinese Consumers（中国の消費者の新たな需要を満たす）」と題した基調講演を行い、INIKIN Volcanic Mineral Water Seriesを紹介しました。
世界中から155のエントリーを集めたハードなコンテストGlobal Water Drinks Awardsの式典で、YiliのINIKINは「Best Technology Innovation」と「Best Brand Extension」のBrewed Tea、および「Best Packaging/Label Design」のインクフリーボトルを含めて3部門でファイナリストとなりました。
▽最良の水源を発見
消費者が健康的な飲料水の重要性をより意識するようになっていることから、Yiliは2019年に中国初のボトル入り火山ミネラルウオーターのブランドINIKINを発売しました。
世界中の何百もの水源の現地調査を経て慎重に選ばれたINIKIN製品は、森林被覆率95%の「Natural Oxygen Bar（天然酸素バー）」として知られる山岳地域の阿爾山、および世界トップ3の天然ミネラルウオーター源の1つである長白山脈から調達されています。
火山岩層を通してろ過された水は、火山鉱物元素が豊富です。また、独自の地質によって、水は天然の微アルカリ性で、滑らかな口当たりとかすかな甘みがあります。
▽製品ポートフォリオのイノベーション
Smit博士は講演の間に、ボトル入りの天然ミネラルウオーターが3秒間でボトル入りの入れたてのお茶に変わるところを聴衆に向けて実演しました。
INIKIN Brewed Teaは、ボトルのキャップがフリーズドライの茶の粉末と水を分ける特許技術を特徴としており、これは中国では初めてのものです。キャップを回すと、キャップに入っていた茶の粉末が落ちて3秒で水に溶け、新鮮な無糖の茶飲料が出来上がります。Smit博士は「製品名が示す通り、人の手によって入れたばかりのように新鮮でおいしいです」と述べました。
Brewed Teaを試飲した後、Zenith Globalの会長でCongressの主催者であるRichard Hall氏は「このようなものを飲んだことはありません。本当にすてきなアイデアです。Best Technology InnovationとBest Brand Extensionの両方でのファイナリスト選定、おめでとうございます」と述べました。
▽持続可能な開発の追求
INIKINのインクフリーボトルのデザインは、水源と生物多様性を保護することによって国連の持続可能な開発目標（SDGs）を支援するというYiliのコミットメントと合致しています。
この地域の水源の自然生態系には3000を超える希少動植物が存在しており、これがボトルデザインのアイデアの元となりました。インクと化石燃料の使用を削減し、パッケージのリサイクルを促進するため、ボトルラベルの印刷にはレーザーテクノロジーが使用されています。
CarbiosのパッケージングマーケットマネジャーであるClovis Thaumoux氏は、Yiliの持続可能な開発ソリューションを称賛し「レーザー印刷により、製品はラベルを使う必要がなく、省エネルギーになります。Yiliはカーボンフットプリントを削減して地球のために行動しています。これは市場全体に応用可能なテクノロジーです。未来はすぐそこです」と語りました。
