【上海2023年11月15日PR Newswire=共同通信JBN】Shanghai Electric(SEHK:2727、SSE:601727)は、2023年中国国際輸入博覧会(China International Import Expo、CIIE)の期間中にジョンソンコントロールズ(Johnson Controls Inc.、「Johnson Controls」)と"Carbon&Digital" Joint Laboratory Strategic Cooperation Agreement(「カーボン&デジタル」共同研究所戦略的協力契約)を締結すると発表しました。この動きは、都市の持続可能性に向けたイノベーションを促進しようとする両社のシナジーを強化するものです。今回の提携は、ゼロカーボン工場や工業団地の開発促進に重点を置き、両社がエネルギー部門の効率向上と二酸化炭素排出量削減を支援する取り組みの一環として、グリーンで低炭素のサプライチェーンシステムを確立することを目指します。
Shanghai Electric Inks Agreement with Johnson Controls at CIIE 2023 with Plans to Establish Laboratory that Empowers Greener Urban Development.
Shanghai ElectricのLiu Ping社長は「共同研究所の設立により、都市のグリーンで低炭素、かつ持続可能な開発におけるShanghai Electricとジョンソンコントロールズの協力がさらに深まります。これによって、両社は相互の補完的な強みを活用して電源とロードの協調的開発を促進し、デジタルソリューションとインテリジェントソリューションのシームレスな統合を活用して、都市、工業団地、道路、建物など、さまざまなシナリオで協力の機会を探ることが可能になります。両社の目標は、電力、冷気、熱、ガスなどの複数のエネルギー源を組み合わせた統合ソリューションとインテリジェントなサービスプラットフォームを協力して開発し、グリーンおよび低炭素変革を一緒に推進することです」と述べました。
工業団地は、エネルギー消費量と二酸化炭素排出量が極めて多いという特徴があります。中国の総エネルギー消費量の約69%、炭素排出量の31%を占め、都市部における炭素排出の主因になっており、社会経済の成長に伴って増加が見込まれています。これらの製造拠点は二酸化炭素排出の大きな影響にもかかわらず、極めて重要な経済原動力として機能しており、全国に2万カ所以上ある製造拠点は経済拡張の30%以上に貢献しています。
Shanghai Electricとジョンソンコントロールズは、エネルギー密度の高い産業部門に関連する環境課題に対処するための協調的取り組みの一環として、エネルギー使用効率を高めながら製造施設の二酸化炭素排出量を削減することを目的とした革新的ソリューションを考案することで提携しました。両社はStandard for Zero Carbon Industrial Park Implementation Path Planning and Evaluation Guidelines(ゼロカーボン工業団地実施計画・評価ガイドライン基準)を共同作成し、工業団地の脱炭素化という中国の継続的な使命を促進する強固な枠組みを確立しました。
China International Industry Fair 2023で発表されたこの基準は、カーボンニュートラルパークの管理基盤としての「1つのデジタルプラットフォーム」、主要分野の「9つの技術経路」、ならびに「ソース・グリッド・ロード・ストレージ」統合エネルギーシステムの導入戦略に関するガイドラインを定め、工業団地が最低のコストで排出削減を最大化できるように支援します。
Shanghai Electricとジョンソンコントロールズとの業務提携のルーツは、ゼロカーボン技術とグリーン開発の分野における2015年の共同取り組みにさかのぼります。両社は、環境に配慮した低炭素開発を促進するという共通の使命を継続し、協力を深めて、工業団地や建物向けのインテリジェント技術、エネルギー効率が高く環境に優しい製品の開発、次世代エネルギー貯蔵製品を共同で探求していきます。