【上海2023年11月6日PR Newswire=共同通信JBN】沖合浮体式風力発電と養殖を組み合わせた世界初の海洋再生可能エネルギー・プロジェクトが中国で完成しました。中国の風力エネルギー部門にとって重要な一歩となる同プロジェクトは、Longyuan Power Groupが開発し、Shanghai Electric(SEHK: 2727, SSE: 601727)の子会社のShanghai Electric Wind Power Group(Wind Power Group)が発電設備と洋上タービンのタワーを提供しました。
Equipped with Shanghai Electric’s Offshore Tribune, World’s First Deep-Sea Floating Wind Energy Project Integrated with Marine Ranching Completes.
風力発電は気候変動危機との闘いの基本的柱として台頭しており、Wind Power Groupは技術革新を加速し、持続可能な未来の創造に貢献する重要な電力源として、世界の再生可能エネルギー技術の最先端を突き進んでいます。3.6メガワットの風力タービンを誕生させて以来、同社は陸上および洋上風力エネルギーの分野でリーダーとしての地位を固め、業界の課題や開発のボトルネックに取り組むべく風力エネルギーの新たな活用法を求め、中国で数多くの主要プロジェクトの先頭に立ってきました。
洋上風力発電の導入が沿岸地域から沖合へと拡大する中、Shanghai Electric Wind Power Groupは、浮体式風力発電および沖合風力発電プロジェクトの開発、設置、運営をリードする態勢を完全に整えており、最先端技術を備え、その広範な専門知識を活用して多目的新エネルギーインフラ向けソリューションを生み出しています。
中国福建省莆田市にある南日島の国家海洋牧場実証区内に建設された同プロジェクトは、それぞれが4MWの洋上風力発電をサポートする3つの柱状の半海中浮体式プラットフォームを備え、軽量でフレキシブルな太陽電池モジュールが水深約35mのエリアに設置されています。プラットフォーム中央の六角形のスペースは、魚の養殖に利用できます。
この混合エネルギー・プロジェクトが稼働すると、フル稼働時には1日9万6000kWhの発電能力があり、これは4万2500人の1日のエネルギー消費量に相当します。風力発電、太陽光発電、水産養殖の先駆的融合は、経済成長を後押ししつつ二酸化炭素排出量を削減するよう設計された持続可能でグリーンな再生可能ソリューションを開発する業界に新たな地平を提示しています。
安全面では、Shanghai Electric Wind Power Groupは、プロジェクトのライフサイクル全体を通じて信頼性を確保するため、多角的アプローチを採用しています。予備設計の段階で、同社は複数回の整合性分析を通じて確認された統合モデルを確立しました。さまざまなプラットフォーム間でのシミュレーション結果の比較や、DVNと提携した制御アルゴリズムの開発などその他の対策も、プロジェクトの安全性と信頼性を強化しています。
プロジェクト全体も、養魚池の検査に40分の1スケール模型を使用するなど、200近い稼働条件下で広範かつ厳格なテストを受けています。同社はまた、浮体式風力タービン用の特注インテリジェントターミナルシステムを開発し、風力利用率を最大化しながらタービンの安全で安定した運転を保証する信頼性を向上させました。