イーストラザフォード(米ニュージャージー州), 2023年10月25日 /PRNewswire/ -- 世界有数の医薬品受託製造開発機関(CDMO)Cambrexは24日、スペイン・バルセロナで開催されたCPhI Pharma Awardsにおいて、Snapdragon ChemistryがAPI Development Awardの受賞者に選ばれたと発表しました。同年次賞は、医薬品原薬(API)の開発・製造向けの技術、製品、プロセス、サービスで革新性を示した企業に授与されるものです。
Cambrex最高科学責任者のMatt Bio博士は「本プロジェクトにおけるSnapdragonとアムジェンの協業は、フロー技術の限界を押し広げ、この重要分子の安全で実用的な連続フロープロセスの設計を可能にしました」「Snapdragonがこの賞を受賞できたのは本当に光栄なことで、当チームにクライアントへの革新、提供能力があることを誇りに思います」と語っています。
独立した業界専門家から成るグローバルパネルによって審査されたSnapdragonの受賞エントリーには、アムジェンの既存の商業製造プロセスから副生されるソトラシブ(ルマケラス(TM))P-ディオーネのラセミ化のための超高温連続フロー製造プロセスの開発が記録されていました。この技術により、プロセス質量強度が58%削減され、数千トンの廃棄物が削減できると予測されています。
アムジェンのプロセス開発ディレクター、Matthew Beaver博士は「今回の作業で、従来のバッチ式反応器では不可能だった加工条件を実現できるフローケミストリーの価値が浮き彫りになりました」「Snapdragonとの協業を通じて、アムジェンは、収量を最大化し、環境フットプリントを最小化する、安全で拡張性の高い熱ラセミ化プロセスを開発できました」と語っています。
2023年初頭にCambrexに買収されたSnapdragonは最近、マサチューセッツ州ウォルサムの施設で1万2000平方フィートの拡張工事を完了し、新しいプロセス研究開発設備、GMP安定性設備、5番目のGMPキロラボでプロセス開発能力を強化しました。
▽Snapdragon Chemistryについて
Cambrexの傘下企業Snapdragon Chemistryは、医薬品原薬(API)のバッチおよび連続フロープロセス開発を専門としており、最先端の自動化技術と独自の機器を活用して複雑なプロセスや分析開発上の課題を解決しています。マサチューセッツ州ウォルサムに研究開発および製造拠点を置くSnapdragonの70人以上の従業員は、地元の科学コミュニティーと強い絆で結ばれており、スタッフには博士号を持つ科学者が31人います。詳細については、info@snapdragonchemistry.com までお問い合わせください。
▽Cambrexについて
Cambrexは、製剤原料、製剤、分析サービスを医薬品ライフサイクル全般にわたり提供している世界有数の医薬品受託製造開発機関(CDMO)です。40年を超える経験を有し、北米と欧州のグローバル顧客にサービスを提供しながら規模を拡大している2400人超の専門家チームを擁するCambrexは、ブランドおよびジェネリック市場におけるAPI、最終剤形の開発・製造の信頼できるパートナーです。
Cambrexは、生体触媒、連続フロー、規制薬物、固体科学、材料特性評価、安定性保存、高力価APIなど、幅広い特殊製剤原料技術、機能を提供しています。さらにCambrexは、経口固形薬、半固形薬、液薬など従来型の剤形に加え、徐放薬、多剤混合薬、小児用薬、二層錠、スティックパック、局所薬、規制薬物、無菌および非無菌軟膏などの特殊剤形製造の専門知識も有しています。
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