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ハイアールが2018 AWEで世界初のフルシーン・サービスロボット戦略を発表

Haier
2018-03-07 17:17 1749

【上海2018年3月7日PR Newswire=共同通信JBN】上海で開かれる2018 Appliance and Electronics World Expo(2018 AWE)への登場に先立ち、世界ナンバーワンの大手電化製品ブランドであるハイアール(Haier)は6日、同社のスマートホームサービス・ロボット戦略1.0について議論し、サービスロボット分野への参入を正式発表するための会議を開催した(以下、「会議」と表記)。この会議で、ハイアールとソフトバンクロボティクスグループ株式会社(SBRG)は戦略的パートナーシップを締結した。両社は手を携え、SBRGの人型ロボット「Pepper(ペッパー)」を手始めに、中国のスマートストア、スマートホーム分野におけるサービスロボット市場を開拓していく。両社はまた、ハイアールが開発したオープンシステムのU+OSをベースに、スマートストア、スマートホーム向けの特別バージョンのPepperも共同で開発する。

SBRGの人型ロボット「Pepper」は、ハイアールのスマートホーム・プラットフォームに統合される初めてのロボットである。人間のような外観を持ち、さまざまなスマート機器・装置とリンク可能。そのユニークで積極的かつ感情的な反応は、人とマシーンのコミュニケーションを向上させるだろう。例えば、Pepperは執事として家庭内のすべてのハイアール製スマート機器をコーディネートし、各家庭の好みに応じ最適化することができる。ハイアールは今後5年間で、同社のサービスロボット部門を拡充して独立したユニットにし、家庭用ロボット産業のリーダーになることを目指している。ハイアールは、スマートホームの普及を強力に推進していくため、流通ルート、サービス、製造の各レベルで準備を整えており、SBRGとのパートナーシップは両社の戦略を前進させることになる。

Haier Home Appliance Industry Groupの副社長でAdvanced Innovation Centerのゼネラルマネジャーを務めるワン・イー氏は「サービスロボットはハイアールのスマートホーム戦略の延長線上にあり、効果的に補完するものだ。ハイアールは今後も、スマートホーム内のサービスロボットが消費者に提供できる特性、機能を向上させ、この業界の発展を加速させていく」と述べた。

ワン氏は「さらにSBRGとハイアールの協力は、両社が家庭内、商用の両分野でのロボットの新たな利用方法を探ることを可能にする」と付言した。

▽ハイアール(Haier)について

ハイアールは世界ナンバーワンの大手電化製品ブランドで、市場シェアは10.5%(ソース: Euromonitor International Limited。2017年データに基づく小売販売台数)。グループのブランドには現在、ハイアール、Casarte、中国のLeader、米国のGE Appliances、日本のAQUA、ニュージーランドのFisher & Paykelなどがある。ブランドごとに市場ポジションを占めており、ユーザーにスマートホーム体験を提供している。ハイアール・グループは66の商社、10の研究開発(R&D)センター、108の製造拠点、24の革新的工業団地を持ち、従業員数は全世界で7万3000人超。ハイアール・グループの国際的販売店網は160カ国以上に広がり、その数は14万3300に及ぶ。2017年のハイアール・グループの全世界での売上高は前年比20%増の2419億元。ハイアールは今日、世界をリードする大手家電ブランドであり、従来型のメーカーから開かれた起業家プラットフォームへと変貌を遂げつつある。ハイアールは、同社のエコシステムをソーシャルネットワークや地域経済にまで広げる一方、スマートホーム・エコシステムを構築、ハイアールの製品・サービスのユーザー価値の向上を継続しつつ、相互に接続されたスマートホーム体験と高品質な製品を世界中に供給していく。詳細は次を参照:http://www.haier.net/en/

ソース: Haier