omniture

オスラムとコンチネンタルが自動車インテリジェント照明ソリューションで合弁事業

Osram
2017-11-08 14:56 1877

【ミュンヘン2017年11月8日PR Newswire=共同通信JBN】

*合弁企業オスラム・コンチネンタルはオスラム、コンチネンタル両社の照明・照明制御の専門技術を結合
*合弁両社は50%ずつ出資
*従業員約1500人で売り上げ数百万ユーロが目標
*合弁事業は2018年開始

技術企業のオスラム(Osram)とコンチネンタル(Continental)は7日、合弁事業を立ち上げる計画を発表した。革新的な照明技術をエレクトロニクス、ソフトウエアと結びつけ、自動車産業向けのインテリジェント照明ソリューションを開発、製造、販売するという構想である。世界規模の合弁事業は「オスラム・コンチネンタル(Osram Continental GmbH)」の社名で展開し、登記上のオフィスをミュンヘン地区に置く。オスラム、コンチネンタル両社は合弁事業に50%ずつ出資する。目標は、世界17地点に従業員約1500人を擁し、年間数百万ユーロ規模を売り上げることである。オスラム最高経営責任者(CEO)のディルク・リンツマイヤー、コンチネンタル最高財務責任者(CFO)のハラルト・レンナー両氏がマネジングディレクターに指名された。合弁事業は拘束力ある契約の最終合意と独占禁止承認を経て、2018年に開始される予定。

オスラムはソリッドステート照明(SSL)モジュール事業を合弁企業に移譲し、コンチネンタルは車体&セキュリティー・ユニットの照明制御事業を合体させる。これによってオスラム・コンチネンタルは、半導体ベースの照明モジュール、先進的なエレクトロニクス・光学・ソフトウエア専門技術をセンサー技術アクセス、革新的照明ソースと合わせることが可能になる。したがって、オスラム・コンチネンタルは、ヘッドライトとテールライト・アプリケーション用に特別設計された幅広いエンドツーエンドの革新的照明ソリューションを提供できるようになる。その意図は、完全調整され革新的な製品とソリューションを協力して設計し、より迅速に売り出すことにある。合弁事業は独立企業として市場で活動する。

オスラム・リヒト(Osram Licht AG)のシュテファン・カンプマン最高技術責任者(CTO)は「合弁事業は、オスラムが一貫してデジタル化に集中的に取り組んでいる印といえる。ソフトウエアとエレクトロニクスに関するコンチネンタルの専門技術は、自動車照明における当社の技術的リーダーシップを完璧に補完するものである。デジタル自動車照明で先見的な企業ができるだろう」と語った。

コンチネンタル取締役のヘルムート・マチ氏は「自動車産業の照明部門では革新ペースが急であり、ソフトウエアがこのダイナミクスを強化している。従来の照明専門技術は当社顧客にとって引き続き重要だが、照明の新機能を可能にするエレクトロニクスの追加は重要性を高めつつある。合弁事業はこれら2つのエリアを組織的に結合し、新たなレベルに引き上げる」と語った。

自動車産業の照明市場は技術の変化に見舞われている。一般照明の状況と同じように、この市場も半導体ベース照明ソリューションに向かっている。車両のインテリジェント照明性能向上、また新しい照明ベースのデザインとアプリケーション選択肢、半導体ベース技術のおかげで、ソフトウエアとエレクトロニクスが次第に重要性を増している。市場では毎年、半導体ベースのフロント照明ソリューションの伸びが2桁になっている。市場調査は、早ければ2025年にも、世界の新車の半数以上が半導体ベース照明ソリューションを搭載する可能性を示唆している。

コンチネンタル車体&セキュリティー事業のアンドレアス・ウルフ本部長は「インテリジェント照明ソリューションによって、自動車メーカーはデザイン面で大幅な柔軟性を手に入れ、開発コストの最適化でも助かっている」とコメントした。また「オスラム・コンチネンタル合弁事業の世界展開で、われわれは顧客ニーズにぴったり合うソリューションを開発するように、彼らと密接に協力することが可能になる。コンチネンタルとオスラムの場合、これら2つの技術企業は顧客に独自ソリューションを提供する合弁事業という形で、補完的な専門技術を合わせることになる」と付け加えた。

オスラム特殊照明事業部門のCEOであるハンス=ヨアヒム・シュワーベ氏は「デジタル化は自動車照明に新しい潜在的アプリケーション、すなわち、コンチネンタルを活用する膨大な機会をもたらす。照明およびエレクトロニクス・ソリューションの一体的提供によって、われわれはシングルソースから自動車部門の顧客に最先端製品を与えられるようになる」と説明した。

シュワーベ氏はまた「われわれは力を合わせ、照明、センサー技術、エレクトロニクスを単一アプリケーションに完全一体化するため、自動車業界と密接に連携して革新を前進させるよりよい位置に着く。われわれはこれによって、モジュール内の照明とセンサー技術の組み合わせ、ドライバーとほかの道路利用者、車両周辺の照明ベースの通信など新しいインテリジェント照明機能を前進させることができる」と付け加えた。

オスラム特殊照明事業部門のハンス=ヨアヒム・シュワーベCEO=右=とコンチネンタル車体&セキュリティー事業のアンドレアス・ウルフ本部長=左=が自動車部門のインテリジェント照明ソリューションの合弁事業を立ち上げると発表
オスラム特殊照明事業部門のハンス=ヨアヒム・シュワーベCEO=右=とコンチネンタル車体&セキュリティー事業のアンドレアス・ウルフ本部長=左=が自動車部門のインテリジェント照明ソリューションの合弁事業を立ち上げると発表

▽オスラムについて

ミュンヘンに本社を置くオスラム(OSRAM)は、110年以上の歴史がある世界の大手ハイテク企業である。主として半導体ベースの技術に集中し、その製品はバーチャルリアリティーから自動運転、スマートフォンからビルや都市のスマート・コネクテッド照明ソリューションまで、多様性に富むアプリケーションに使用されている。オスラムは照明の無限の可能性を利用して、個人と社会の生活の質を向上させている。オスラムのイノベーションによって、世界の人々はよく見えるだけでなく、通信、旅行、労働、生活も向上させている。オスラムは2017会計年度末(9月30日)現在、世界に約2万6400人を擁し、同年度に41億ユーロ以上の収益を上げた。同社はフランクフルトおよびミュンヘンの証券取引所に上場している(ISIN:DE000LED4000、WKN:LED400、銘柄コード:OSR)。詳しい情報はウェブサイトwww.osram.comを参照。

▽コンチネンタルについて

コンチネンタル(Continental)は人々と商品の持続可能かつコネクテッドなモビリティーのために、先駆的な技術とサービスを開発している。1871年創業の技術企業は車両、機械、交通、輸送向けに安全で効率的、インテリジェントで手頃なソリューションを提供している。コンチネンタルは2016年に405億ユーロを売り上げ、現在56カ国で23万人以上の従業員を雇用している。

車両内外の情報管理はインテリア部門の中核である。多様な車種用の製品ポートフォリオは、運転席計器盤、多機能ヘッドアップ・ディスプレー、制御装置、アクセス制御およびタイヤ情報システム、ラジオ、インフォテインメント・システム、入力デバイス、コントロールパネル、気温調節装置、ソフトウエア、運転席、サービスなどである。

Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20171107/1985597-1

ソース:Osram

ソース: Osram
Related Links: